カリキュラムの設定上限を200に拡大。多様な学習プランを計画しやすく - 隔週報 2022-W12/13

カリキュラム設定上限を200に拡大。多様な学習プランを計画しやすく

2022年 第12 - 13週、3月21日 (月) - 4月1日 (金) にリリースした機能を紹介します。

  1. カリキュラムの設定上限を200に拡大。多様な学習プランを計画しやすく
  2. コース概要動画を画面上部に移動。コースのサマリーを簡単に確認することができるように
  3. 少人数・短期間でも始められるDX人材育成「Aidemy Business Light」登場
  4. Aidemy Freeの新コース追加に伴う招待メールの文面修正
  5. 初回ログイン時アンケートで100歳まで選択できるように
  6. 個人情報保護法改正に伴い、個人情報取扱規約を更新

 

1.カリキュラムの設定上限を200に拡大。多様な学習プランを計画しやすく

カリキュラム設定画面

設定上限を気にせず、カリキュラムを作成できます

カリキュラムの設定上限数を100から200に拡大しました。

管理者は上限を気にすることなく、より多くの受講者一人ひとりの課題・目指す姿に合わせた学習プランを提供しやすくなります。

 

2.コース概要動画を画面上部に移動。コースのサマリーを簡単に確認することができるように

コース詳細画面

コース概要動画がファーストビューに移動しました

一部コースのコース詳細画面には、「このコースについて」というコースで学べること・対象者をコンパクトに説明した動画が掲載されていることをご存じだったでしょうか?

以前は画面をスクロールしないとその動画を発見できなかったため、ユーザーから「動画の存在を知らなかった」「どこにあるのかわからない」という声をいただいていました。動画を画面上部に移動させることで、受講者はコースの概要を簡単に確認することができるようになりました。

 

3.少人数・短期間でもはじめられるDX人材育成「Aidemy Business Light」登場

Aidemy business light

Aidemy business Light

本商品の発売にあたり、購入導線を実装しました。

「Aidemy Business Light」は、DX人材育成のスタートにぴったりなEラーニングサービスです。130を超えるAidemyの学習カリキュラムをご利用いただけます。

 

4.Aidemy Freeの新コース追加に伴う招待メールの文面修正

デジタル人材の育て方講義の一幕

新コースの一幕です

Aidemy Free 受講者に配信される招待メールに、先月追加された新コース『DX推進に欠かせない「社内デジタル人材」の育て方』の記載を追加しました。

ちなみに本コースは、DX時代における人材育成の方法やそのポイントについて理解が深まる内容となっているので、ぜひご覧ください。



5.初回登録時アンケートで誕生年を100歳まで選択できるように

アンケート

アンケートで頂いたご意見は開発の糧になっています

人生100年時代と言われる昨今、様々な年代の方にAidemyを利用いただいており、中には70歳を超えるユーザーも少なくありません。このことから、初回ログイン時アンケート内の、「誕生年」の選択上限を70歳から100歳までに拡大しました。

アイデミーは、引き続き組織を変革したい企業様、スキルアップや学び直しをしたいあらゆる方々の意見に耳を傾け、最適なサービスを提供し続けられるよう努めてまいります。

 

6.個人情報保護法改正に伴い、個人情報取扱規約を更新

個人情報取扱規約

個人情報取扱規約

Aidemyの初回ログイン時に表示される個人情報取扱規約を更新しました。

アイデミーでは最新の法律・ガイドラインに則り、お客様から取得した個人情報を安全に取り扱っています。

Lighthouseによるサイト評価でユーザ体験を向上します!

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定量的な指標に基づき Alms 開発を推進します

弊社では創業時から安定したサービスを提供したりさまざまな機能を拡充したりするためにAlmsを開発してきました。今後も現状ご利用いただいているユーザを含めたさまざまなユーザに利用してもらいたい!

しかし、利用開始時にロードが10秒など時間がかかればユーザが弊サービスを利用する以前に「なんかこのアプリ重い。」とそっと閉じられてしまうでしょう。そんなユーザ体験をさせないために弊社ではLighthouseというツールでアプリのパフォーマンスを測りユーザ体験の向上を目指します!

Lighthouseとは?

LighthouseとはWebアプリの品質を自動で計測してくれるオープンソースのツールであり、Chromeの拡張の機能やCI上で利用できるものとして提供されています。計測に関してはPerformance, Accessibility, Best Practices, SEOの観点からスコアを測ることができます。

Lighthouseを選んだ2つの理由

弊社では継続的にアプリの品質を評価しチームでその評価を追っていきたいという上で以下の要件がありました。

1 アプリの品質をできるだけ簡単に設定したい

LighthouseにはLighthouse CIというCI上で走ってくれるツールがあり、githubに用意したrepositoryに対してcommitが入ったときにCI上でアプリのパフォーマンスをチェックするような使い方できるものです。また、Lighthouse CI Serverというものも用意されておりこちらを利用してServerを立てLighthouse CIからデータを送ればグラフなどにデータをまとめて表示してくれます!

2 定期的にWebアプリを評価したい

Lighouse CIに関してcommitごとに走るようになっているのですが、一つ懸念があります。それはLighthouse側がスコアの基準を変える可能性があることです。この点からもしcommitごとにCIが走りアプリの評価に以前と乖離があった場合、サービスのデプロイタイミングなどの要因とLighthouse側のスコアの基準を変えた要因がより分離しずらくなります。そのため、今回は時間ごとにWebアプリを評価するようにjobが走るような仕組みを採用しています。

システム構成

Lighthouseによるスコア取得のシステム環境

autorun

GKE上でautorunが定期的に走りWebアプリの評価をします。評価後のスコアのデータはserverに送られます。

server

Lighthouse CI serverをDockerを使いGKE上で用意しています。また、autorunから送られてくる評価に関するスコアはDocker上で動いているMySQLに保存されます。

まとめと今後

ここまででLighthouseにより弊サービスを継続的に評価する経緯と実際に設定するシステム環境について述べました。今後に関してはスコアを継続的に取得しチームでどのようにスコアからアプリを改善していくか判断していきたいと思います。

Aidemy が検討する4つの新機能と,そこから創発する高次の体系の構想

より大きな価値を提供できる Aidemy を目指して

この記事は,Aidemy が実装を検討している4つの機能の案を記したものです.これらを実装する計画は確定しておらず,まだアイデアの段階であるとの前提でお読みいただければ幸いです!

多方面からの反響を募るため、技術戦略をブログで公開

まず始めに,なぜアイデア段階の機能案を記事化するかについて簡単に説明します.その答えは,Aimdey 開発者ブログ alms.dev で2021年10月に公開した記事にあります.重要な箇所を引用します.

課題に対する解決策をリーンの考え方に基づいて迅速にプロトタイピングする.コード書いてシステムを作るとかじゃなく,ペーパープロトタイプでもいいと思うので,それを持って実際にお客様にぶつけて,ご意見を伺う.

Aidemy はユーザの課題を解決するツールとして,ユーザが既に意識している課題に加え,まだユーザが明確には意識していない課題にも,先回りして解決策を提供していこうとするポリシーを採っています.

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多方面からの反響を募るため、技術戦略をブログで公開

以下で紹介する4つの機能案で実際のユーザの課題を解決できるかを,実装の前にユーザにお伺いし,フィードバックを頂きたいと考えています.まだペーパープロトタイプですらない,もっと素朴なアイデアの段階ですが,これが機能の案を記事化する目的です.

議案 1 - チーム内の会話を促すフォーラム (掲示板) の設置

Aidemy で学習する人同士が簡単に情報交換ができるようにする機能を検討しています.フォーラム (掲示板) の設置により,2つの効果が期待できると考えています.

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チーム内の会話を促すフォーラム (掲示板) の設置

1つめは,ユーザ同士の教え合いが発生することによる学習効果の向上です.ラーニングピラミッド (Wikipedia) が示唆する通り,学習の効果は単に教材と向き合っているときだけでなく,人に教えるときにも期待できます.また教え合いが盛んに行われることは,組織文化としても好ましい状態です.

2つめの期待は,チューターの質疑応答で得られた知見が1箇所に集積していくことです.フォーラムがあることで,Aidemy を使い込むほどに情報が包括的になっていくことが期待できます.現行の仕様では,教材に関するユーザの質問に対し,チューターはメールなどの Aidemy 外の手段で回答しています.

議案 2 - 事業ドメインの専門知識を共有する独自教材の掲載

ユーザが独自に獲得した知見を文書化し,事業に固有の知見を社内で共有する機能の実装を検討しています.

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事業ドメインの専門知識を共有する独自教材の掲載

独自教材を掲載する機能は,業務を通じて得られたユーザ固有の学びや知見を振り返って体系化し,ユーザ同士で共有するための機能です.実はこの機能は,すでに10%を超えるチームで特別仕様として提供されています.これを標準仕様として整備し,すべてのチームで利用可能にすることを検討しています.

本機能はユーザ自身による「事業ドメインの専門知識」の体系化を支援します.「事業ドメインの専門知識」とは Aidemy の代表 石川が NewsPicks の記事で使用した言葉です.2020年の取材で石川は「事業ドメインの専門知識と AI の技術の基礎知識の2つの掛け合わせが必要だ」と述べ,Aidemy が強みを持つ「AI の技術の基礎知識」と並ぶ重要事項として言及していました.

議案 3 - DX 動向をベンチマークするコース関連ニュースの表示

「このコースで学べる知識や技術は,どんな業務で役に立つのか?」といった疑問の答えを具体的に示すための機能を検討しています.

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DX 動向をベンチマークするコース関連ニュースの表示

これは Aidemy のコース学習画面にニュースフィードを設置し,そのコースで扱う技術の応用事例を表示しようというアイデアです.コースの学びを単なる座学に終わらせず,実際の業務でどのように活用するかを,学習の時点から意識できるようになることを期待しています.

他社の事例をベンチマークすることは,学習時点の意欲形成に留まらず,他の多くの場面でも有効です.例えば先行事例を指針とすることで DX の計画を明確化できますし,関係者への説明も「他社はこのように取り組んでいます」と説得力を向上することも期待できます.

議案 4 - 現仕様から飛躍する先端的な機能拡張の可能性

Aidemy がサービスとして本当に備えているべき機能とは何かを,幅広に検討を進めています.可能な案は無数にありますが,ここでは3つの例を示します.

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現仕様から飛躍する先端的な機能拡張の可能性

1つは LMS (Learning Management System) としての機能拡張です.Aidemy の利用者が R&D 部門の方だけに留まらず,人事や経営層にも広がっていくにつれて,学習成果の管理へのニーズが高まっているとの仮説を立てています.

もう1つは SSO (Single Sign-On) の実装です.Aidemy のユーザがそれぞれ個別にパスワードを管理する負担を軽減し,また他サービスとの連携も容易になることを期待しています.

最後の1つはタレントマネジメント (Wikipedia) の機能開拓です.組織に必要な人的資本の確認や予測,そのための計画立案は,Aidemy での研修成果を取り込んで反映することでより精緻で具体的になります.これにより全く新しい付加価値を Aidemy が提供できると考えています.

JIS Q 9001 - 品質の継続的改善を PDCA 循環で実現する標準規格

これらの4つの案は,取り留めなく思い付くままに検討しているのではなく,全体として1つの大きな体系をなすように構想しています.その体系とは,強固に確立された継続的品質改善の枠組み「PDCA サイクル」です.

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JIS Q 9001 - 品質の継続的改善を PDCA 循環で実現する標準規格

既に人口に膾炙した PDCA サイクルですが,これが日本産業規格 JIS Q 9001 で具体的かつ詳細に定義されていると知っている人は多くないかもしれません.現行の Aidemy がサポートしている「学習」とは,無い技能を補って身につける活動であり,PDCA の Act (改善) に該当します.継続的に品質改善を行うためには Plan / Do / Check の活動も欠かせません.

タレントマネジメント機能は Plan (計画) を,独自教材の掲載は Check (評価) を,フォーラムや事例ベンチマーク機能は Act (改善) を,それぞれサポートします.PDCA の活動を Aidemy が機能として包括的にサポートすることで,ユーザによる製品と組織の継続的改善が自ずと JIS 規格に準拠し,強力かつ堅実に推進されることを期待しています.

挫折ゼロへ!進捗停滞を打開する動機づけメール配信機能 - 隔週報 2022-W10/11

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学びは容易くない.だから Aidemy

2022年 第10 - 11週,3月7日 (月) - 3月18日 (金) にリリースした機能を紹介します.

  1. 挫折ゼロへ!進捗停滞を打開する動機づけメール配信機能
  2. グローバルな Aidemy へ!言語設定機能を集約して一元化
  3.  多数のユーザを便利に一括操作!画面外を含む全選択が可能に
  4. 上限を50文字に拡張した2つの管理用メタ情報: 所属 & タグ
  5. 国際化に伴い、コースのリリース日が言語別に設定可能に

挫折ゼロへ!進捗停滞を打開する動機づけメール配信機能

日数を指定してリマインドメールを受講者に配信できるようになりました。

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学習者の進捗を助けます

予め指定した日数を越えて進捗が無いユーザに対し,学習のリマインドを行うメールを自動送信することが可能になりました.Aidemy Business は様々な法人にご導入いただき,各社の研修を力強く支援しています.今回追加した機能は,それをさらに推し進めるものです.

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チームの設定画面から配信をスケジュール

この機能はチームの設定画面から利用できます.メンバーに送るリマインドメールを送る条件として,進捗がない期間を上記のように指定して使用します.この機能は FY22 Q3 の開発目標 1.1 として掲げていたものでした.

グローバルな Aidemy へ!言語設定機能を集約して一元化

プロフィール設定から,使用する言語を選択できるようになりました.

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言語設定機能が利用できるように

隔週報 2022-W02/03 でお知らせした Alms の国際化機能が,より便利に整理されました.2022年の年始にリリースした Alms の国際化では,言語設定ボタンが各画面に表示されていました.言語の切り替えを画面ごとに行うようなユースケースは考えづらいため,使用言語がプロフィール画面で一元的に設定可能になりました.

多数のユーザを便利に一括操作!画面外を含む全選択が可能に

Aidemy を大人数で利用するお客様が,もっと快適に使用できるうに.

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画面外のメンバーも対象のため操作時は注意を!

隔週報 2022-W06/07 で通知の通り,メンバー管理画面では同時に表示するメンバーの数を50件,100件,150件,200件から選択することができます.これまでも画面内に表示されたメンバーの情報を一括で更新する機能が実装されていました.

今回は従来の機能をさらに強化し,画面内に表示されていないメンバーを含めた全てのメンバーの情報を一括で更新できるようになりました.Aidemy Business を多人数でご利用いただくケースも増えており,この機能はそうしたユーザの学習管理の作業をより便利にします.

上限を50文字に拡張した2つの管理用メタ情報: 所属 & タグ

管理用に設定できるメンバーのメタ情報の入力上限を拡張しました.

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所属名が長い文字列でも心配ありません

メンバー管理で便利に利用できる2つのメタ情報「所属」と「タグ」の,上限文字数が50文字に拡張されました.これまでの上限文字数は10文字でした.

国際化に伴い、コースのリリース日が言語別に設定可能に

コースが複数の言語で利用可能な場合に,それぞれの言語の版のリリース日が区別して設定されるようになりました.

国際化の実装前は,コースの「リリース日」とは日本語版のリリース日を指していました.コースが翻訳され別の言語で利用可能になったのに合わせ,各言語の版のリリース日も確認できるように改修を行いました.

2022年3月23日現在で,コースのリリース日は Alms の内部でのみ使用されており,画面への表示はありません.

Q4 開発計画: 学習効果を最大化する計画と振り返りの機能の拡充

プロダクト戦略の実現に向かって

Q4 (3月 - 5月) 公開予定の 3つの新機能

1) カリキュラムをコピーして新規作成可能に。コース選択ミスも軽減

Aidemyには、130を超えるコースが収録されており (2022年1月現在)、学習する際には、管理ユーザはその中から複数のコースをひとまとめにした「カリキュラム」を作成します。1つのカリキュラムに含まれるコースの数はまちまちですが、平均的には10 - 20 個ほどになります。

カリキュラムは複数作成することができますが、管理ユーザは新規作成の度に、受講必須コースを都度ゼロから選択し、受講者画面上の表示順を調整する必要がありました。

今回の改修では、既存カリキュラムをコピーして新規作成できるようになるので、一部コースだけ変更してカリキュラム作成するのが容易になり、コース選択ミスも軽減します。

2) カリキュラムに必要な総学習時間を表示。コース選択の目安に

カリキュラムに含めたいコースを選択する画面では、コースごとに想定される学習時間が表示されていました。

今回の改修では、コースごとだけではなく、カリキュラムに含む全コースを修了するのに必要な総学習時間を表示するので、受講者が確保できる学習時間を考慮し、最適なカリキュラム作成が容易になります。

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想定の所要時間が事前に把握可能に

3) 進捗CSVに学習時間データを追加。期間別で分析&フォローが容易に

進捗CSVに新たに「学習時間」の集計を新たに追加します。

もともとQ3 (12月 - 2月)にリリースを予定していましたが、学習時間「累計」だけでなく、先週分・先月分というように期間を自由に絞り込めた方が比較分析しやすいと考えたため、「期間別」の集計機能を追加開発しています。

Aidemy Business のユーザは、業務の一環として Aidemy を利用するケースも多いです。受講者が計画した通りに学習を進められているかを確認できるデータを追加し、管理ユーザの学習管理の精度の向上を目指します。

学習時間が把握できるようになると、少ない学習時間で大幅に進捗のある学習者がいれば、AI スキルの高い人材として抜擢することができるでしょう。反対に、計画より学習時間がかかっていて進捗がよくない学習者への、カリキュラムの見直しや学習のリマインドなどのフォローも容易になります。

Q3 (12月 - 2月) に25件の新機能リリースを達成

隔週報の集計によれば、Q3 内に Aidemy には25件もの新機能が実装されました。ますます使いやすく効果的な学習ツールへと進化させるため、Q4 も継続的に機能をアップデートしてまいります。

個別具体的にお伝えしていました Q3 の開発項目6点について、その達成状況を次の通り報告します.

番号 項目 達成
1.1 挫折ゼロへ!進捗停滞を打開する動機づけメール配信機能
1.2 「必須」「任意」に加わる "受講推奨" が意欲的な学習の道標に
2.1 進捗 CSV に学習時間データを追加。分析&フォローが容易に -
2.2 詳細なメンバー情報の更新も CSV で効率的に一括更新
2.3 テストと受験対象者が CSV による一括設定に対応
2.4 ブラウザ完結!ウェブから便利に全メンバーの情報を一括編集

2.1 については、学習時間「累計」だけでなく、先週分・先月分というように期間を自由に絞り込めた方が比較分析しやすいと考えたため、「期間別」の集計機能を追加開発中です。よりよい機能としてご提供できるよう引続き開発を進めてまいりますので、どうぞお待ちください。

Aidemy が隔週報を書く3つの目的

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明確な意図を持って,隔週報を更新しています

Aidemy 開発者ブログ alms.dev では記事カテゴリ隔週報を設定し,Aidemy に実装した新機能などを隔週でまとめて記事化しています.なぜ Aidemy は手間を掛けて,隔週報を作成しているのでしょうか?その3つの目的を紹介します.

目的 1: ユーザへの周知

サービスの新機能を率先して開示しユーザに周知することが,隔週報の第1の目的です.Aidemy は絶え間なく新機能を開発しており,その成果をきちんとお知らせすることが不可欠だと考えているからです.作成した隔週報を確実にお届けするために,Aidemy 学習画面の 🔔 で更新を通知しています.

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お知らせ 🔔 をぜひご活用ください!

ユーザという言葉には,これから Aidemy のユーザになりうる個人と法人も含めています.「Aidemy にはどんな機能があるんだろう?」と興味を持って調べた方が参照できる情報をできるだけ充実させ,ユーザが Aidemy を知る手助けをしたいと考えています.

目的 2: 候補者への周知

Alms (Aidemy のサービスを実現しているソフトウェア) の開発者を募ることも,隔週報の重要な役割です.Aidemy が先端技術を経済実装していくに当り,優秀なエンジニアの協力は欠かせません.優秀なエンジニアの協力を得るためには,まず Alms の開発がどのようであるかを説明する責任があると Aidemy は考えています.

求人票には掲載しきれない Aidemy 開発の技術的な詳細を,隔週報を通じて候補者に周知しています.Alms で使用している技術を事前に把握し,求人への応募判断の参考として積極的に活用してほしいと考えています.

hrmos.co

目的 3: 社内への周知

Aidemy 社内では,全ての開発成果を Slack チャンネル #release で共有しています.このチャンネルは報告と記録のために運用されているため,短く要点だけが記載されています.実装の経緯や目的は省略しており,検索性などもスコープ外です.

隔週報は #release がカバーしていない,開発の経緯や目的,検索性などを体系的に整理する役割を担っています.隔週報と #release が相互に情報を補完し,開発成果に関する包括的な情報が Aidemy 社内でも共有されることを目指しています.

😎裏話

実は隔週という更新頻度は,Aidemy 開発のスプリントと同期しています.機能リリースの発信頻度は,毎週であろうと毎月であろうと「問題」は無いかもしれません.しかしせっかくなら,頻度にも意志を持ちたいですよね.スクラム開発を採用する Aidemy に最適な頻度を検討した結果,発信はスプリントと同期させるのがよいだろうと判断しました.

また,これまでのところ隔週報の更新は,例外なく機械的な2週間のリズムを維持しています.ISO 8601 (Wikipedia) を参考に命名する隔週報の週番号を見ると,非営業日の多い年末年始も例外でなかったことが確認できます.この方針の意図は,例外を作らないことで考えることを減らし,価値の創造に注力したいという点にあります.

Aidemy Select 新商品! 「AI学習のための数学パック」が登場 - 隔週報 2022-W08/09

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技術を深く学習したい皆様に応えます

2022年 第8 - 9週,2月21日 (月) - 3月4日 (金) にリリースした機能を紹介します.

  1. Aidemy Select 新商品! 「AI学習のための数学パック」が登場
  2. Aidemy が配信するメール通知の受信設定が、さらに柔軟に

Aidemy Select 新商品! 「AI学習のための数学パック」が登場

新商品の発売にあたり,購入導線を実装しました.

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Premium ユーザの学習を更に推進します

2022年2月28日に Aidemy Select の新パック「AI学習のための数学基礎」を発売しました.ウェブサイト (WordPress) に購入の導線を実装し,Alms (Aidemy の e ラーニング学習システム) との繋ぎ込みを行いました.

新しいパックでは,機械学習と深い関係のある数学分野について,下記の5つのコースを使って学習します.利用期間は3ヶ月間で,じっくりと取り組むことができます.商品の詳細については商品ページをご覧ください.

  1. 機械学習につながるビジネス数学
  2. ビジネス数学
  3. ビジネス統計学入門
  4. 数学入門(微分積分)
  5. 数学入門(線形代数)

Aidemy が配信するメール通知の受信設定が、さらに柔軟に

メールの受信設定が詳細化し,ニーズに柔軟に応えられるようになりました.

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詳細な設定で必要な情報だけにアクセス

定期 / 不定期を問わず,Aidemy からユーザに対して様々な種類のお知らせをメールで配信しています.この受信設定が詳細化し,「機能更新や新コースの提供開始」と「キャンペーンやセミナーに関する広告宣伝」の2種類の通知で受信設定が区別できるようになりました.

2022年4月1日より,改正個人情報保護法が施行されます.このメール設定と件の改正と直接には関係しませんが,Aidemy は今後もユーザの個人情報を慎重に取り扱い,利便性と情報保護の両立を維持します.